構成機関
東京大学大学院情報学環,首都高速道路株式会社、東京地下鉄株式会社、東京電力株式会社、東日本高速道路株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、株式会社日立製作所、日本電信電話株式会社(共同研究機関)
設置年月
平成26年4月1日 ~ 平成31年3月31日
研究内容
(1) ICT活用による施設マネジメントの高度化
点検データ、センサーデータ等の分析結果を活用した点検・維持管理業務の合理化、センサー等のICT機器の活用による作業の効率化などの施設マネジメントの高度化
(2) 情報活用による技術支援・技術伝承
インフラ管理に関する技術的判断を支援し、各社の技術力を維持・発展させるため、マニュアル等の形式知と熟達者の暗黙知に着目した技術支援・技術伝承の仕組みの確立
情報技術を活用したインフラ・イノベーション
「情報技術によるインフラ高度化」社会連携講座では、情報技術を活用して施設管理等に関するマネジメントを高度化するとともに、インフラに関する技術支援・技術伝承の仕組みを確立し、インフラ・イノベーションの実現を目指して、産学官が連携して実践的な研究に取り組んでいます。
研究テーマ「ICTによる施設マネジメントの高度化」では、点検データ、センサーデータ等の分析結果を活用して点検・維持管理業務の合理化、センサー等のICT機器の活用による作業の効率化などの施設マネジメントの高度化など、データ分析にとどまらず実務における業務改善効果の評価までをスコープとして研究を進めています。
研究テーマ「情報活用による技術支援・技術伝承」では、インフラ管理に関する技術的判断を支援し、各社の技術力を維持・発展させるため、マニュアル等の形式知と熟達者の暗黙知に着目した技術支援・技術伝承の仕組みの確立に向けて、人の能力を活かすための実証的な研究を進めています。
本講座には日本の主要なインフラ企業が参加しているため、こうした研究を通じて企業間の知識やノウハウが共有されて新しい気づきや価値創造に繋がっています。
また、講座の目的を達成するため、講座参加企業の枠組みを超えた「インフライノベーション研究会」の運営を行うなど、シーズとニーズ、技術と運用、理論と実践といった様々な知識や経験を結合し、新しい価値を生み出す実践的な研究プラットフォームの確立を目指した活動も行っています。