三宅弘恵准教授が第15回(平成30年度)日本学術振興会賞を受賞
総合分析情報学コースを担当されている、三宅 弘恵 准教授が第15回(平成30年度)日本学術振興会賞を受賞されました。
授賞理由:地震災害軽減のための強震動予測手法の標準化
「海溝型や内陸直下型の強震動に対して、工学的に安全な耐震設計を行うためには、震源の物理を残しながら、工学的に扱いやすく、また再現性の高い震源モデルを決める必要がある。三宅弘恵氏はこの問題に取り組み、過去の地震被害の分析に基づいて、特性化震源モデルを提唱した。さらにこれを長周期地震動に対しても拡張した。
この特性化震源モデルは、将来予想される強震動の被害予測に既に活用されており、政府機関や原子力発電所の基準地震動策定、各自治体の地震ハザードマップに取り入れられ、わが国の地震災害研究と地震防災行政に大きな貢献を果たしている。さらにその成果を国際的にも発信し、多くの地震多発国において活用されている。以上の通り、三宅氏は、自然災害科学としての地震学や地震工学、また周辺分野を含めた幅広い地震防災分野において、顕著な成果を挙げており、今後のさらなる発展が期待できる。」(リンク先から引用:授賞理由の詳細)