コース長より

総合分析情報学コースは、コンピュータサイエンス(情報科学)、コンピュータエンジニアリング(情報工学)を中心とした学問分野の研究教育を行っています。そして、このコースの名前にあるように、情報の分析手法に特に力を入れています。つまり、コンピューターサイエンスを駆使して、実世界における様々な情報を取得し、分析する、その分析を基に社会的利益のためにどう活用のか、状況に基づく情報処理技術(Context-Aware Computing)、インターネットにおけるトポロジー解析、トラフィック解析を基にしたコンピューターネットワーク、ネットワークセキュリティ、オーバーレイネットワークを用いた次世代インターネット基盤等を学びます。また、応用として空間情報科学、医薬品情報、スマートアグリ等を視野に入れ、ヒューマンマシンインタフェース、ユーザエクスピリエンス、認知心理などといった関連分野も重視しています。

今の情報通信技術(ICT)は、ビッグサイエンスになっています。システム自体が本質的に大規模であり、複雑度が非常に大きい。単に規模が大きいだけでなく、人間社会と深くかかわっており、システムを設計する上でも、その是非を判断する上でも、社会制度と不可分に考えなければならざるを得なくなってきています。

従来型の理工系にありがちな、狭い特定の分野の専門的技術を極める、いわゆる古い研究者タイプの人材では、こうしたことに十分対応できない。巨大なICTシステムやそれが扱う膨大な情報を熟知し、更にそれを社会活動に役立てることのできる、あたらしいITの専門家群団を育成したいと考えています。

(総合分析情報学コース長 越塚 登)